臍中の動気!!

2013年08月22日東洋医学の診察法

orientalここ何回かはお腹のことについて書いています。
お腹の診察上で最も大事だと言われているのが臍中(さいちゅう)の動気です。

臍とは、へそのことで、そのへその上に手を乗せて少し押えると動脉の拍動が感じ取れると思います。

それが臍中の動気です。

この動気は命の門とつながっていて、人間の根っこの部分の力を示すものです。
この根の部分に力がなくなると身体の衰えが増してきます。

この動気は根っこの部分ですので臍中に納まっているのですが、この動気を納めることができなくなると、上部の方へ上ってきます。

ひどくなると、胃の部分や、みぞおちの部分までその拍動が上ることがあります。
その場合はへその下に納まるはずの気が上逆していると考えます。

臍中の動気はそこに納められているのを常とします!!
その時に主に働いているのが腎の蔵です。

腎臓が弱って、動気を納めることができず、上方へあがってきてしまうと、足元に力が入らずふらふらしたり、めまい、高血圧といった身体の症状がでたりします。
これも気が上逆することで起こっているのです!!

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。

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