身体が硬い。

人間の身体の中で、縮むと伸びるをくりかえしているのは、どこか?
まず、頭に浮かぶのは筋肉ではないでしょうか?
この筋肉に関することで、よくいうのが身体が硬い、身体が柔らかいというものがあります。
東洋医学の見方から言えば、身体が硬いのは筋肉中の血の不足が原因となることが多いです。
血が不足した筋肉のイメージは、ビーフジャーキーのような乾物が近いかと思います。
つまり、細くなって縮むという状態です。
このような状態から肩こりや腰痛などの症状となっているパターンは非常に多く、病院等で「もっと筋肉を柔らかくしないと」という指示が出ている患者さんも多いようです。
そして、筋肉を柔らかくするという時に、最初に考え付くのがストレッチ。
ストレッチをすることで、筋肉は伸びますが、その時に重要なのが、補充のための血は造られているか?ということです。
無何有(むかゆう)では、よくタオルの例を出します。
ギューッと絞ったタオルを緩めるまでがストレッチの役割で、そこに水がなければタオルは潤わない。
ストレッチをして筋肉を伸ばした時は、症状が緩和するがしばらくしたら元に戻るという方は、血の生成力が落ちているか、血の消耗率が高いか、ということが考えられます。
実際に、これらの問題をクリアーすることで、症状は改善しやすくなります。
筋肉という部分だけをみていてはできない治療。
こういう部分も、無何有(むかゆう)の鍼灸治療の特徴です!!