ゆらぎは自然である!

一時期、電化製品や、ヒーリングミュージックなどのCDに「1/f ゆらぎ」というものが書いてあったのを、覚えてますでしょうか?
川のせせらぎや炎の揺れ方などの、自然現象で見かけることのできるゆらぎのことです。
人間の無意識動作の中にもあるそうで、心拍や眼球運動などにもみられます。
考えれば、身の回りのいろいろな事柄で、ゆらぎというものが確認できます。
例えば、季節の変化。
あれほど暑かった夏から、清々しい秋の空気に変わってきましたが、ただ、その変化もパッと変わったというものではありません。
季節の変化には、確かにゆらぎがあります!
夏から秋に変わるのも、涼しくなったり、また少し暑くなったりして徐々に変わっていきます。
実は、変化の過程におけるゆらぎというものは、人間にも存在します。
特に慢性疾患でお悩みの方を治療している時に、それを良く感じます。
どういうことかと言うと、病気が治っていく過程で、症状の緩和→少し戻る→緩和というゆらぎが起こるのです。
その中で、少しずつ右肩上がりで良くなっていくということを、臨床でよく見かけます。
中には、スムーズに良くなっていかないことを、もどかしく感じる患者さんもおられますが、ゆらぎの中に身をまかせてしまえばいいのです!!
それが、自然界の一部である人間の自然な姿でもあるのですから!