睡眠障害(不眠・嗜眠)と鍼灸治療

”不眠で死ぬことはない”ということがありますが、これは不眠に悩む人を安心させるという意図があり、やはりぐっすり眠れるということは、とても重要な事です!!
また、逆に眠たくて眠たくて仕方がないという方もいます。
日中の活動に支障がでることが多く、事故につながるケースもあるので、これもまた重要な問題です。
人間の気は、身体全体を循環していますが、昼と夜で循環しているところが違います。
朝起きて、光を感じると、気が内側から外側へと出てきて、手足や頭に気がめぐります。
そうして、目が覚めて、日中の活動を行うことができるようになります。
逆に、夜になって眠ろうとすると外側から内側へと、気が入ってきて、臓腑を養います。
このようにして、気を循環させることで、身体のいろいろな機能を活かしているのです。
この内側から外側へ、外側から内側へという気の循環のどこかで異常が起こることが、睡眠障害の原因となります!
不眠であれば関わっている臓器は、肝臓、腎臓、心臓が考えられます。
嗜眠は、脾臓、心臓、肺臓が絡んでいるケースが多いです。
不眠や嗜眠にはいくつかのパターンがあり、東洋医学的に見ても、原因はそれぞれ違いますが、大きな枠では、内外の気の流れの異常と捉えてください!
この気の流れの異常には、鍼灸治療がとても有効です!
原因を明らかにして、内外の気の流れを元に戻すことで、多くの方が快適な睡眠を取り戻されています!!