無何有(むかゆう)的薬膳論 その①

漢方薬に使われる生薬や料理に使われる食材には、ある共通の考え方があります。
それは【五味】というものです。
この五味は、酸・苦・甘・辛・鹹(塩)で構成され、それぞれ身体への作用が違います。
人間は、この五味を料理から身体に取り入れることで五蔵を養っています。
また、五味の作用を利用して身体の病気を治していくのが漢方薬なのです。
こういう共通点が、【薬食同源】の考えの基盤になっていて、薬膳というものもここから出てきます。
無何有(むかゆう)では、この薬膳を二つに分けて考えています。
一つ目は、漢方薬にも使われる生薬を用いた料理で、
有名なところでは身体が温まるという「参鶏湯」。これには高麗人参が入っています。
こちらは、薬膳というイメージに合致したものではないかと思います。
二つ目は、普段の食事がすでに身体を養っているという考えに基づく食事。
つまり、日常において、
旬の食材の利用
適度な味付け
偏らない食事
などを意識して、健康的な身体にしていくことです!
今、食べているものがそのまま身体になることを考えたら、あまり不摂生はできないですよね?
無何有(むかゆう)では、これも薬食同源の考えに基づく薬膳と言えるのではないかと考えています!




