身体に堪える気候。

東洋医学の書籍である『素問』という本には、
天地の気が乱れる時は、人々の病気が増える
という記載があります。
人は四季の変化に合わせて身体を変化させています。
暑い夏は汗をかいて陽気を逃がし、寒い冬は陽気をしまい込んで内臓を守るといった具合です。
しかし、涼しい夏、温かい冬といったものがあると身体が変化に対応しきれずに、常を失ってしまう=病気になってしまうのです。
猛暑や厳寒という気候ももちろんのこと、冷夏、暖冬も実は堪えているということなのです。
また、最近の気候のように、ある程度乾燥しているはずの気候が、雨でジメジメしているとなるとこれも身体に堪えます。
無何有(むかゆう)の患者さまで、施術中に肺気の動きが悪いとか肺が弱いと言われてる方は、雨や曇りの天気に弱く、今回も特に影響を受けているようですので、まだ症状が出ていない方も要注意です。




