進歩。

「東洋医学にも【進歩】はありますか?」というようなご質問。
東洋医学は自然そのものの働きや法則性を理論の根幹としていますので、新理論が生まれるというのは天地がひっくり返らない限りありません。
東洋医学の体系そのものは古くから変わらないのです。
ただ、用いる側=施術者側に【進歩】が存在します。
施術者が人体内における自然の働きや法則性を、学び理解していく過程の一歩一歩が【進歩】となります。
そういう点では、施術者一人一人の中にそれぞれの進歩があると言えます。
無何有(むかゆう)にも無何有(むかゆう)なりの進歩があります。
この先どれだけ進めるかはわかりませんが、ただ歩みを止めることがないようにだけしたいものです。