天気図を見る②

人体を侵す外邪から身を守るために天気図を活用しようという話。
日本列島周辺は季節によって違いはあるものの、南からの暖気と北からの寒気が相互に入れ替わりながら入ってきます。
身体を冷やされるのが風邪の始めですから、寒気の動向に注意を向けます。
引用元:http://www.tenki.jp/forecaster/diary/maki_horie/2015/09/02/31051.html
上の写真はちょうど今頃のものです。
真ん中に延びているのが秋雨前線です。
その前線のところをみると赤の半円と青の三角が交互にあるのがわかります。
赤い半円の南側には暖気が、青い三角の北側には寒気があります。
つまり、秋雨前線は暖気と寒気がぶつかりあっている場所となります。
なので、前線が南に下りてくると寒気が入ってきて、逆に北へ上がると暖気が入ってくるというわけです。
右上の方にある低気圧も同様に見てください。
青の三角の北側には寒気があるので、低気圧が通り過ぎると寒気が入ってきます。
基本的には、この青三角ラインに注目。
あともう一つは北側にある高気圧。
ここからは冷たい風が流れ込んでくるので、この高気圧が大きくなるとかなり冷えることが予想されます。
注意点としては夏であっても寒気が入ってくることがあります。
もちろん冬に比べれば温度は高いですが、それでも温度差で身体は冷やされ風邪の原因になります。
いかがでしょうか?
このようにして寒気の流入をいくらか予測することができます。
翌日の天気予報を見て、寒気が入ってきそうならば、一枚羽織るものを用意したりして体表面の温度変化を防ぎます。
風邪をひいてしまう時というのは寒気による冷え以外にも要因が絡みますが、このように気をつけることで、予防できる部分もあるのではないかと思います。
また、一日一日ではなく、1週間での天気図の変化を見てみるのも予測に役立ちますよ。