昼は外、夜は内!!

東洋医学の特徴は、自然界の変化と人間の身体はリンクしているという考えにあります。
いわゆる天人合一というものです!!
一番わかりやすいのは、四季変化による身体の変化。
春の花粉症なんかは、その変化がうまくいかずに起きる病気の代表例です。
実は、人間の身体は、一日の中においても、自然界の変化とリンクして身体も変化しているのです。
それは、気の流れている場所の変化です。
簡単に言うと、昼は外(手足)、夜は内(内臓)です。
そのため、昼間は目が覚めて、身体を動かしやすくなり、逆に夜は眠たくなって、内臓を養います。
内外の出入りをしている場所は「目」です。
現代人の身体に多い状態で、身体の内側に熱が篭っているという状態があります。
夕方以降の身体の火照り
夜、なかなか寝付けない
寝ようとすると咳が止まらない
といった症状は、そのような状態の時に出てきやすいものですが、
それは元々熱が篭っているところに、夜になって気が内側に入ってくるので、熱がさらに増してしまうということから起こっているのです!!
ですので、昼間に身体が熱くなるのと、夜になってから身体が熱くなるのでは、治療法はまったく変わります。
いかがでしょうか?
そのような細かい観察眼の上に成り立っているのが東洋医学です!
これまで気づかなかった自分の症状と季節、時間の関係性を知ることが、これから先の人生を守る大きな財産になるかもしれませんよ。