ストレスはこんな病気の原因にもなる!! その一

職場のストレスや人間関係のストレスによって病気になってしまうことがあります。
うつ病などのメンタル疾患や、胃痛といったストレスとの関係が想像しやすい病気が思い浮かぶかもしれませんが、実はもっと多くの疾患がこのストレスから生み出されるのです!!
東洋医学において、ストレスが影響を与える臓器は肝臓であると考えます。
肝臓は人体の下から上へ昇る力を、管理しています。
この力は春の季節に、大地から植物の芽が吹きだしてくるものと同じで、上へ伸びようとする力が多くあります。
この力のおかげで、人間はやる気がでて、活動的になったり、前向きに生活ができます。
ストレスはこの力を上から抑えてしまいます。
すると伸びようとする力が圧迫され、人間の体内は圧力鍋のようになります。
そこで起きる身体の異変は二つ。
1、伸びようとする力が圧迫され、気の停滞が起こる。
2、圧力が増すことで、体内の熱が停滞部分に集まってくる。
となります。
これによって起こるのは、肩こり、頭痛、めまいといった上半身の病です。
また、気の停滞が起こす病気としては、生理痛も起こりやすくなります。
この圧力が血管に作用すれば高血圧、重症になると脳出血の危険もあり得ます!
この時点でのメンタル状態は、イライラしやすいといったものが多く、伸びようとしていたいんだけど、ストレスのせいで、自由に伸びていけないという状態を表わします。
その状態が続き、圧力が上がり過ぎて、鍋のふたが飛んでしまうとキレます。
この状態にある身体への治療は、気抜きです。
圧力が高まった身体から気を抜くには、頭のてっぺんの百会や肩の真ん中にある肩井というツボなどが選択肢として出てきます。
いかがでしょうか?
高血圧や脳出血にもストレスが関わることは、はっきりとは言われていませんが、東洋医学的に考えると、関係は間違いなくある!!と言えます。
この肝臓の状態は、他の臓器にも影響します。
そこから起こってくる病もあります。
続きはその二で!!