おなかのかたち。

無何有(むかゆう)での施術では、毎回腹診を行います。
お腹の堅さや寒熱を見たりしますが、お腹全体の形についても見ています。
お腹の形にもいろいろあるわけで、その形でも様々なことがわかります!!
たとえば太鼓腹というのがあります。腹部がドーンと大きくでている腹のことです。
実は、このようなタイプの方は胃腸が元々強い方が多いのです。
胃腸が強いので「暴飲暴食なんのその」という感じで食べる量も多い。
ただそれが長年積み重なると、胃を中心とした部分に食べた物が滞積していき食滞と呼ぶ邪気を形成します。
それがこの太鼓腹です。
他にはいわゆる腹筋が割れている腹がありますが、本当に腹直筋の発育がいい場合もあります。
しかし、同じように見えて、筋肉に血が十分に補給されずに乾いているがために割れていることもあるのです。
この場合の原因としては、日ごろから別のことで血を消耗していることや、脾胃(消化器系)の働きが悪く血を生成することができないといったことが考えられます。
また、女性に多い下腹部ぽっこり型は下腹部の冷えから起こる事が多く、気の停滞が水の停滞を生じています。
メタボな腹ならずともお腹には身体の状態を測る指標が、数多くあることが分かっていただけると思います!!