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症例集

左肘痛を主とする両手、両肘の関節痛/50代・女性

左肘痛を主とする両手、両肘の関節痛/50代・女性

症例集

主訴:左肘痛を主とする両手の指、腕関節痛

2年ほど前~肘や手首、指の関節に痛みが出るようになる。そして半年前から左肘痛が顕著に出だす。

痛みは、仕事での疲労時や寝ている時、冷えた時などに悪化する。
その他、左肩甲骨の周辺にも痛みが出ている。病院でリウマチのケがあると言われた。

胃下垂があり脂っこいものを食べると胃もたれする。

<東洋医学的診断と鍼灸施術>

この方の脈には、全体の脈の形状と左の脈の一部に特徴があります。

まず、全体の脈状なのですが、細い脈で、表面のみやや堅めの脈です。
深くおさえると空虚な感じがあり、内側への血流が少ない脈です。

これは、身体の血が減少することにより起こる脈です。

次に左の脈なのですが、上半身の状態を診る部分のみ、内側に締まっています。

これは、その部分に停滞が起こっていることを示すものです。

問診で、仕事量を増やした頃に起こり始めた症状ということでしたので、おそらく疲労による血の消耗から、このような状況ができたと考えられます。

胃下垂があり胃の働きが十分でないのも、血が減少した遠因になります。

血が減少して身体が冷えてしまうと、一部分では逆に熱をもつことがあります。
この熱が関節に停滞したままで、冷えてしまうとその部分における停滞が強くなり痛みが発生します。

以上のことから、疲労による血の減少から起きた関節の熱が、外部の冷えにより停滞している身体と判断して鍼灸治療を行いました。

治療は血をつくるために胃腸の働きを上げる足三里というツボ、左上部の熱を冷ますために後谿というツボや小腸兪というツボなどを用いました。

施術を続けているとまず、右手側から痛みが減っていきました。

疲労時や、寒い時などは痛みが強くなる傾向があったのですが、身体が血を生成する力をつけてきたころにはそういったことも減っていき、左側の関節痛もほどなく治まっていきました。

症例集

症例集について

この症例集では症状ごとに身体の状況や施術、術後の経過などを掲載していますが、人それぞれに体質や生活環境の違いがありますので、同じ症状の方が同様の経過をたどることを、当院が保証するものではないということをご理解いただければ幸いです。当院の施術をイメージする参考としてご覧ください。

Infomation

受付時間

日祝
10:00-12:00
16:00-20:00

▲・・土曜日は10:00~15:00(最終受付)

施術料金

大人中高生小学生幼児
初診料金7,000円5,000円4,000円2,000円
再診料金5,000円3,000円2,000円1,000円

料金はすべて税込み。

大人のみ5回分回数券があります。詳しくはこちら。

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最寄駅阪急電鉄西宮北口駅 徒歩1分
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北改札口 → 北西階段を下りる → 駅前ロータリー → "ジャンカラ"の左側の道を進む → すぐ左側に法貴ビルが見えてきます。
駐車場 当院専用の駐車場はございません。近くのコインパーキングをご利用ください。
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当院は一人一人の施術を丁寧かつ正確に行うため、完全予約制とさせていただいております。