ダイエットであったり、健康であったり、そういったものには必ずブームがあります。
○○を食べて5キロやせた、○○で病気が良くなったといったものは色々なものが入れ替わりでどんどん出てきます。
特に食べるものに関する情報が多い気がします。
当院の患者さんでも「○○をやっていました」という方がちらほらおられます。
確かに東洋医学的に考えて【良いこと】も中にはあるのですが、一つだけ重要なことがあります。
【どんなことでも全ての人に当てはまるものはない】
ということです。
例えば、最近の糖質制限食においても、元々大食で胃腸が強く、声が大きく、脈が滑大の方は糖質を減らすと身体が軽くなり動きやすくなります。
しかし逆に、脈が細めで胃弱タイプの方(脂っこいものなんかを食べるとすぐ胃がもたれる方)なんかは、それをやると体調を崩しやすくなります。
前者の方はあまり病気をしないので当院には無縁の方ですが、後者の方は時々おられます。
当院では、中脘というツボに鍼をして、胃を助けた上でしっかりお米を食べてもらい、元気になってもらっています。
話がそれましたが、○○すれば、誰でも簡単に・・なんてありえませんので。
情報が溢れまくっている現代ですが、そのことだけはしっかりと覚えておいてください。
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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