頭痛・偏頭痛
頭痛・偏頭痛に対する無何有の考え方とは? Introduction

頭痛・偏頭痛といっても人によって症状は千差万別です。
目を使いすぎると偏頭痛がする。
血圧があがると、頭痛がひどい。
慢性的な頭痛でいつもスッキリしない。
頭痛と言う症状はあるのに、原因がわからない。
などなど、当院では様々な頭痛・偏頭痛をお持ちの方が来院されます。
多くは頭痛が起こると薬でしのぐというような対症療法的になってしまい、根本的解決のないまま長期間頭痛で悩まされてるということもあります。
頭痛・偏頭痛を東洋医学の観点から考える。 Understanding
人間の気の流れは常に上下で循環しているのですが、頭へ昇ってきたら今度は下に降りてこなければなりません。
それがなんらかの原因で下に降りてこれずに頭で停滞すると頭痛や偏頭痛として現れます。
原因の多くは下から昇っていく気の勢いが強くなり下りていくそれを上回ること。
そして昇っていく気の勢いについて以下の2つに分けることができます。
①:元々、体内の気が旺盛な方がその旺盛な力のまま昇っていく状況。
②:身体は疲労しているのにも関わらず無理やり気の勢いをつけている状況。
この二つは正反対なのですが、頭痛・偏頭痛という症状はこのどちらの場合でも起こります。
頭痛・偏頭痛の鍼灸施術における2つの方法論。 Approach

前述の二つの状況の中にもいくつかの違いがあります。それを身体の観察のよって把握し施術に入りますが、上部の昇ったままの気に対して次の方法をとります。
①:上部の気を発散させる。
②:上部の気を下方へ降ろす。
これによって上部の気の停滞が解消されると痛みは緩和します。
そして頭で気が停滞する根本原因に対して施術をすること。
体内の気が旺盛な方はどの部分が旺盛なのか?疲労がある方はどこに疲労が溜まっているのか?
頭痛・偏頭痛に対しては頭に気が停滞するようなことのない身体の状況を作る。これが目標となっていきます。
無何有(むかゆう)では、このような考え方と方法論を元に身体の状態に合わせて適宜ツボを選択しで施術をしていきます。