更年期障害
更年期の身体の変化、無何有はこう考える。 Introduction

更年期障害は、閉経をはさんだ数年間において、ホルモンバランスの崩れから起こる様々な症状の総称です。
ホットフラッシュに代表されるような自律神経の失調症状や、イライラや抑うつ感などの精神症状が現れます。
更年期に現れる様々な症状
自律神経失調症状 | 動悸・血圧変動・ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)・頭痛・めまい・耳鳴り・肩こり・息切れ・下痢・便秘・腰痛・関節痛・生理不順など |
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精神的症状 | 情緒不安定・不安感・イライラ・抑うつ気分・不眠・疲労感など |
身体の変化の始まりは腎臓の弱りから。 Understanding
更年期の身体に起こる変化は、腎臓の弱りから始まると東洋医学では捉えます。
腎臓は、人体内の水の循環や排泄などを管理する臓器で、ここが弱ると、水循環が悪くなり、身体の潤いが減少していきます。
また、腎臓は気を落ち着かせるという役割も担っています。つまり、腎臓が弱ると気が動揺しやすくなるということになります。
更年期の身体は腎臓の弱りという変化により、大きく分けて二つの変化が起こります。
①:身体の気が上半身へと昇りやすくなる。
②:水が減ることで相対的に身体の熱が増える。
更年期障害の症状には、頭痛や肩こり、めまいに代表されるような上半身の症状や、ホットフラッシュ、のぼせなどの熱症状がありますが、上述の二つの変化から起こってくるものとして、考えていきます。
元々の体質をふまえて、オーダーメイドの処置をする。 Approach

更年期障害の要因となる身体の変化は前述のとおりですが、その症状の出方は人それぞれの身体で違っています。
元々気が昇りやすい人は、頭痛や肩こり、血圧変動などの症状が見られやすかったり、胃腸が弱い人は便秘や下痢、食欲不振といった消化器系の症状がでやすいといった具合です。
施術に際しては、その人が元来持っている体質の部分をふまえ、腎臓の弱りを助けつつ、気を落ち着かせるのか?熱を冷ますようにするのか?といった個人個人の身体に合わせた施術が必要です。
無何有(むかゆう)では、丁寧に身体の状態を観察していき、一人一人に合わせた適切な施術で、更年期障害の症状に対応していきます。