焦りは禁物です!!

2013年09月19日院長日記

incho-diary

昨日、急いては事を仕損じるという諺を引いて、焦らず着実に治療に臨むことが大事と結びました。
※昨日の記事はこちら
実は、患者さんのみならず、施術家にとっても、深く刻むべき言葉なのです!!

臨床に出てすぐの頃の話です。

初診の患者さんの問診や脈診を終えた段階で、私は腎の病気だと判断し、施術をしました。

翌週、話を聞くと、あまり変わらないとのこと。

鍼灸院の世界は、シビアなもので、症状が良くならなければ、患者さんはすぐに来なくなります。
ですので、あまり変わらないという事実に、焦りが出ます。

焦った私は、違う臓器にターゲットを変えて施術をしますが、結果は変わらず。
その後、数回アプローチを変えますが、芳しくありません・・。

ただ、この時の私は幸せでした。
その方は、それでも信じて治療を任せてくれたのです!!

最終的に、その方の治療は成功しました。
それも、一番最初の治療で。

焦りのせいで、身体の変化を見逃したのが、そもそものミスだったのです。
まさに、急いては事を仕損じるの諺どおりでした・・・。

患者さんに「焦りは、禁物です。」と言いながら、実は自分にも言い聞かせています!!

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。

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