今日は人体の自律神経の話です。
辞典によると「【自律】とは自分で自分自身の行動をおさえ、正しい道理に従うようにすること」とあります。
人体内の話で言うと、この【自分】とは人体の主である私たちのことではなく、自律神経そのものを指します。
では、道理とは何を指すのでしょうか?
自律神経が従っている道理とは【自然界の原理原則】です。
つまり自律神経とは自然界の原理原則に従って、人体内の五臓六腑の活動をコントロールしているわけですね。
重要なのは【自然界の原理原則に従って】というところです。
春には春の、夏には夏の、そして一日の中にも朝には朝の、夜には夜の原理原則があります。
自律神経はそれに従っているだけなのですが、その通りに身体の活動ができない状況になると、朝の原理原則に従って活動しようと思ってもそれができず起立性調節障害となり、夜の原理原則にしたがって休息しようと思ってもそれができず不眠症となる。
東洋医学の養生観は、自然の原理原則に従って自律神経が働くことをサポートすることが基本になっています。
少なくとも邪魔になるような行動は慎みたいどころです。
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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