一時期、電化製品や、ヒーリングミュージックなどのCDに「1/f ゆらぎ」というものが書いてあったのを、覚えてますでしょうか?
川のせせらぎや炎の揺れ方などの、自然現象で見かけることのできるゆらぎのことです。
人間の無意識動作の中にもあるそうで、心拍や眼球運動などにもみられます。
考えれば、身の回りのいろいろな事柄で、ゆらぎというものが確認できます。
例えば、季節の変化。
あれほど暑かった夏から、清々しい秋の空気に変わってきましたが、ただ、その変化もパッと変わったというものではありません。
季節の変化には、確かにゆらぎがあります!
夏から秋に変わるのも、涼しくなったり、また少し暑くなったりして徐々に変わっていきます。
実は、変化の過程におけるゆらぎというものは、人間にも存在します。
特に慢性疾患でお悩みの方を治療している時に、それを良く感じます。
どういうことかと言うと、病気が治っていく過程で、症状の緩和→少し戻る→緩和というゆらぎが起こるのです。
その中で、少しずつ右肩上がりで良くなっていくということを、臨床でよく見かけます。
中には、スムーズに良くなっていかないことを、もどかしく感じる患者さんもおられますが、ゆらぎの中に身をまかせてしまえばいいのです!!
それが、自然界の一部である人間の自然な姿でもあるのですから!
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
最近の投稿
- 院長日記2024.01.132024年もよろしくお願いします。
- 東洋医学というもの2023.04.11気疲れの4月。
- 院長日記2023.02.16干支一回り。
- 院長日記2023.01.112023年もよろしくお願い致します。