女性であれば、ほとんどの方が経験するであろう生理前の身体の変調。
身体の変調としては、下腹痛、頭痛、乳房痛、腰痛、関節痛、むくみ、めまい、食欲亢進、便秘あるいは下痢、動悸、睡眠障害などがあります。
さらに、精神面での変調がでることもあります。
抑うつ症状・イライラ・不安感・集中力の低下・無気力・疲労感といったものがあります。
これらの症状は、いくつか組み合わさってでることが多く、総称して月経前症候群と呼ばれます。
無何有(むかゆう)では、これまでに多数の患者さまの施術をさせていただき、その上で言うならば、PMS(月経前症候群)は、鍼灸治療がよく効きます!!
少し、東洋医学的な解説をしておくと、この病気の原因には、肝臓が関わっています。
生理前は、肝臓がキューッと引き締まることで、身体の血を子宮に集めてきます。
この時、普段からストレスを溜め込んだりして緊張状態にある方は、その緊張にさらに生理前の緊張が加わってしまいます。
つまり、緊張状態にさらに加わる緊張によって起こる病気なのです!
この緊張状態が重要なのは、PMS(月経前症候群)が、月経前緊張症とも言うことからも、わかります。
生理のための緊張は、人間の自然な営みですから、なくてはならないものと言えます。
無何有(むかゆう)の鍼灸治療でターゲットとするのは、日常の緊張状態の方です。
いかに、普段から身体を緩めておけるか?ということが大事になります。
PMS(月経前症候群)は、生理が始まると症状が、治まるので、
「我慢してれば・・」
と、考える方もおられるようです。
しかし、毎月、毎月の変調が積み重なっていくことを考えれば、それでいいとは言えないはず。
身体が訴えているシグナルと考えて、早めにお越しください!
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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