【HEAT UP】と東洋医学。

2014年05月19日東洋医学というもの

oriental

【HEAT UP】

この言葉は人間が持つある感情が起こった時に人体に及ぼす影響を示しています。

その感情とは【怒】です。
怒ると言っても、怒鳴るなどのように目に見えてわかるものから、内面で沸々としている状態まで様々ですが、いずれも同様のことが起こり得ます。

【怒】の感情が人体に影響を与える時、「HEAT=熱」と「UP=上へ」という二つの現象が起こります。
怒りのエネルギーが熱を生みだし、頭部へと昇ります。

そのため、怒りの状態を表わすときには、顏が真っ赤になっているのですね。

このような状態の時に、熱や頭部へ昇った気が、上半身や頭部の症状を表わすことがあります。

そんな時に鍼灸治療をすることで、

熱を冷ます、または散らす。
頭部の気を降ろす。

といったことで、症状を緩和することができます。

【HEAT UP】の日本語訳は「より激しくなる」なので、意味が違うのですが、分かりやすいということで、【怒】の説明に使わせてもらいました。

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。

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