大人になってからは、ほとんど機会がなくなりましたが、小学生の間はよく父親に連れられて山登りをしました。
阪急芦屋川駅から、住宅街を通って、山に入り、六甲山頂に至るルートも何度か行きました。
小学生には、なかなか堪えるルートで黙々と歩いていた記憶が残ります。
風吹岩や山頂付近の眺望になんとなく気持ち良さを覚えたものですが、そこにたどり着くまでは、一歩一歩、足を前に踏み出さなければなりません。
時には、しんどくて足元しか見えないこともある。
でも、足を前に出すことをやめなければ、ふと顔を上げた時、かなり上まで登ってきていることに気づきます。
病気で困っている時は、足元しか見えていない時のようなもの。
山登りのように足を踏み出すかどうか、そこにかかっています。
そして、無何有(むかゆう)は山岳ガイドのようなもの。
今は足元しか見えなくても、そのままでいいので、とにかく足を前に出せるようサポートする役目です。
ふとした時にかなり登って来たことを気づけるように。
僕はその先の素晴らしい眺望を知っています。
ただ、これだけは、覚えておいてください。
足を前に踏み出すのは、自分にしかできないのだと。
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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