病は気から①

2014年09月22日東洋医学というもの

oriental

「病は気から」という言葉は、耳にすることがよくあります。

【病気は気の持ちようによって、良くも悪くもなる】という意味が辞書に載っていますが、同義語に「百病は気から生ず」と記載があります。

実は前者と後者ではやや意味合いが異なります。

先に後者の話から行くと、東洋医学の書籍には、【百病は気から生ず】というのに二つのパターンが出てきます。

 

まず一つ目は、外感病と呼ばれるもの。

自然には、風気、寒気、暑気、湿気、燥気、火気といった種類の気があります。

これらの気は季節や天候の変化に従いコロコロと変わっていきます。

これらの気によって体内環境が乱されることから始まる病気のことを言います。

つまり、人体の外の気に感じて起こる病なので外感病と言うのです。

先ほど紹介したように風の気などによって生じる病ですので、「病は気から」の一つのパターンと言えます。

 

そしてもう一つは、内傷病と呼ばれるものです。

人間には感情があります。
東洋医学ではそれを七情といい、【怒、喜、思、憂、悲、恐、驚】に分けられます。

例えば、怒ると気が上に昇ります。思う(思考)と気が結ばれます。

このような気の変化が体内環境を乱すことから始まる病気のことを言います。

つまり、これらの感情は体の内側から生じてくるので、内傷病というわけです。

どちらかというとこちらの方が「病は気から」のイメージに近いですね。

 

ここまでの話は「百病は内外の気の乱れから始まる」という意味での「病は気から」の話でした。

次に「病気は気の持ちようで良くも悪くもなる」という意味における話ですが、長くなったので次回に。

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。現在でも、鍼の力を借りながら、続けています。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。


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