よくよく考えてみると、人間の頭の中は常に何かを考え動いています。
東洋医学ではこれを【肝気の動】と言います。
その動きに身体が反応することで日常生活のあらゆる行動がなされます。
頭の中においては「無形の動き」、行動として表れて初めて「有形の動き」となります。
健康なときはこの二つの動きは連動していますが、病気になるとそれが乱れてしまいます。
「本当はあれもしたい、これもしたい」という思いだけが空回りして、身体はしんどいまま・・・。
このような状態の多くは「無形の動き」が多すぎることに原因があります。
「無形の動き」に「有形の動き」がついていけず連動が乱れてしまった状態です。
例えるならば、一度に操作をしすぎて遅くなったパソコン。
一度なったことのある方はわかると思いますが、かなりイライラしてしまいますよね。
このような時一番してはいけないのが、さらにマウスをクリックすること。
つまり「無形の動き=クリック」を休ませないと「有形の動き=パソコン」はいつまでも乱れたままということです。
ここまで遠まわしに言ってきましたが「無形の動き」とはそのまま【心の動き】と置き換えることができます。
【心の動き】を少なくして身体が追いついてくるのを見守ってあげてください。
そうして初めて、あなたの頭の中にある「無形の理想」が「有形の現実」と変わっていきます。
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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