かつて、天変地異や異常気象があった時には、作物の実りが減少し【明日、食べるものにも困る】といったことも起きました。
生死が左右されるわけですから、自然界の影響を今よりももっと受けていたということです。
だからこそ、自然に対する畏敬の念が生まれたのでしょうし、自然界と人間の身体との関わりに気づくことができたのです。
現代日本において前述のような状態に陥ることは、技術と知恵の賜物か、ほとんどありえません。
しかし、自然界との関わりは同じように存在し、自然界からの影響を常に受けています。
その自然界からの影響によっては、病情が悪くなったり、逆に良くなったりすることがあります。
私自身も、鍼を持ち東洋医学のフィルターでもって人体を眺めるということをしていなければ、きっと気づかなかったと思います。
最近では季節が変わり夏になっていますが、当院でも疲れやだるさが出やすくなった人、逆に改善スピードが上がった人がいます。
そのように様々な身体の変化を見させていただいていると、やはり自然界の偉大さに包まれて人間は生きているのだと実感します。
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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