同じ舟の上に。

2015年10月24日院長日記

incho-diary

鍼灸師は、病気治療を請けおったその時から、患者さんと同じ舟の上に立っています。

今は嵐の中の荒波の上。
共に舟に立つ身としては油断ならない時ですが、私たちはその先にある光を見つけることに少しだけ長けています。

だから「あの光が見えますか?あそこを目指していけば、荒波を越えられますよ」ということをお伝えできます。

 

病が良くなった患者さんに「先生に助けられました」とのお言葉をいただくことがありますが、同じ舟の上に立つ私も同時に助かっています。

ですので、鍼灸治療に頑張って来ていただくことは本当に有難いことだと思っています。

 

そう気づいたのは、とある患者さんの出来事。

その方は本当に辛い症状が続く中、一生懸命、私の鍼を受けてくれました。

なかなか光を見つけられずにいたのですが、ある日「先生、最近は楽な日が増えてきました」と報告してくれました。

その時、自分自身に感じた安堵感でありながら、高揚感もあるような、何とも言えないものを今でも思い出します。

おかげさまで、最近ではそういう機会に恵まれることも増え、何度も何度も助かっています。

 

以前にも書いたかもしれませんが、師匠が言っていた

「患者さんが自分の鍼を受けてくれていることは、有難いことだ」というのが、ますます身に沁みる日々です。

 

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。

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