夏本番を前に。

2016年07月09日東洋医学というもの

oriental

本当はもう少し早く書いておくべきなのですが、なかなか時間が取れず今日になってしまいました。

何の話かというと、【暑さ】の話です。
今日の西宮は少しマシですが、先週から今週にかけてはかなり暑くなりました。
本当はその前に知っておいてほしかったのですが、これから暑くなるのでまだ遅くはないはずです。

 

「夏に弱い」という方は特にそうですが、そうでなくても「なんとなくだるい」「ぼーっとする」という方は腎(じん)の持つ冷却力の不足です。

人間は動物で常に産熱しています。
その働きは心(しん)によるもので、心は産熱器官になります。

特に夏場は外気も暑いのでさらに熱が多くなります。
熱くなりすぎると心臓は熱により拡張していき、ついにはオーバーヒートするので適度に冷却しなければなりません。

その働きを腎臓は担うというわけなのですが、その方法は車のラジエーターと同じで【水で冷やす】というもの。

つまり【水そのものが少ない】【水が動かない】【水を巡らす管が細い】などがあると冷却力が落ち、熱を冷ましきれず体調を崩します。

暴飲暴食、もしくは偏食にて消化器に負担をかけ、水が作れなくなる。
運動不足で身体を動かさず、水を動かすことをしない。
ストレスや頭の使い過ぎなどによる身体の過緊張、過興奮で水の循環が作れない。
睡眠不足によって腎臓の冷却力を落とす。

こういったことが冷却力不足につながりますのでご注意を。

あと、心(しん)の拡張する力を固めて引き締める「苦味」を摂ることでもオーバーヒートを抑えることができます。
少々苦味のある野菜などが適しているかと思いますよ。

 

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。


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