東洋医学の見つけ方。

2017年11月01日院長日記

今回は東洋医学の見つけ方というタイトルでお話したいと思います。

ここでいう東洋医学とは、ただ鍼や灸をする、漢方薬を飲むではなく、中国の伝統医学に始まり、その後長い年月、歴史の中で紡がれてきた医療体系を指します。

私は当サイトのトップページでも言っているように、鍼や灸、漢方薬は治療手段であり、それだけでは東洋医学とは言えないという立場を取っています。

では、どういうものなら東洋医学と言えるのでしょうか?

西洋、東洋問わず病気の身体を癒すには、診察→診断→治療という段階を踏む必要があります。

鍼灸や漢方薬というのは最後の治療の部分です。
西洋医学では西洋薬の投与、手術などがこの部分に入ります。

西洋医学と東洋医学は治療の前段階である診察、診断の段階においても違いがあります。

つまり、診察から治療までの各段階全てにおいて東洋医学的であることが本当の東洋医学と言えるのです。

昨今は鍼灸○○院がそこら中に建っていて、病院でも漢方薬が処方されることが多くなりました。
はたして、それらすべてが東洋医学と言えるのでしょうか?

先に示した東洋医学の基準で言えば、そうでないものも多くあります。

東洋医学を求めている方にとってはわかりづらいというのが現状で、実際当院でも遠方に引っ越される方に「どこがいいのか?」という質問をされることが多いです。

そのような時に私は三段階の内の最初の【診察】部分を見てくださいと言います。

東洋医学の【診察】は血液検査、CT、MRIなどを用いる西洋医学と違い、東洋医学では望診、聞診、問診、切診という四つの方法を用います。

その内、切診というのは身体の発する情報を体表面から観察する方法で、脈診や腹診というものがあります。
脈診とは手首の動脈の拍動から情報を得る方法、腹診とは腹部の状態から情報を得る方法です。

特に鍼灸治療においては脈診は絶対に外せません。

また、西洋医学の病院において漢方薬を処方してもらう場合は脈診もそうですが、腹診も重要です。
というのも、日本漢方の歴史において最も研究されているのが腹診なのです。

このように、もしこのブログをご覧の方で、東洋医学を求めている方がおられれば【脈診】【腹診】を一つのキーワードとして見てください。

東洋医学の診察法は施術者の感覚がモノを言いますので、そこが非科学的と称される部分でもありますが、熟練した技術を持つものならば、正確な診断→治療へと結びつけることができます。

みなさまの参考になれば幸いです。

 

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。現在でも、鍼の力を借りながら、続けています。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。


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