コロナ禍の鍼灸②

2020年06月09日東洋医学というもの

②新型コロナに対する予防という視点について。

前回にも述べましたように、東洋医学(漢方・鍼灸)における感染症との闘いは、ウイルスそのものではなく、人間の身体の方に焦点をあてます。

鍼や灸の基礎研究において、免疫系にいい影響がでるということはわかってきています。

これは実際に臨床においても実感することであり、鍼灸施術を定期的に受けている方から「風邪をひかなくなった」という事を聞く機会も多くあります。

東洋医学の言葉を使えば、人間の正気を高め、外邪から身を守ることができるようになったということです。

人間の身体の方に焦点をあてるという考え方、ここに東洋医学の利点があります。

仮に何年後かに今回のように新型○○が新たに流行したとしても、自身の正気を良好な状態に保っていれば、リスクを減らすことができるのです。

さらに東洋医学では【養生】を重んじており、人間の正気を弱らせる様々な行動に対しアドバイスすることもできます。

このことは、無何有(むかゆう)が普段から実践していることですし、感染対策を取りながら今すぐにでも実践できます。

そしてコロナ禍が長引く中、外出自粛や新しい様式での生活で起こる不調も出てきています。

③につづく。

 

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。

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