日本語の中にある「気」

2020年09月09日院長日記

日本語の中には【気】を用いた慣用句が多くあります。

例えば【気が立つ】という言葉。

「イライラしている」や「興奮している」などの時に使います。

この場合の「立つ」というのは、「立ち上がる」に近いニュアンスで、下から上への動きを表しています。

下から上へ何が動くかというと【気】が動いています。
そして、その作用が血液に及びますので「頭に血が昇る」につながっていきます。

そして「気」が立ちあがり「血」が昇り、頭に集中するとそこは熱を持ち始めます。
すると頭から汗をかいてその熱を逃がそうとするので「頭から湯気を立てる」という状態になります。

「気が立つ」「頭に血が昇る」「頭から湯気を立てる」

いずれも、イライラ、興奮状態を表す言葉ですが、まずは気が下から上へ動くことから始まり、血が昇り、熱がこもる状態になっているのです。

そして、このような状態が長く続いている方は、頭痛、肩こり、めまい、のぼせなどの上半身の症状が多くあります。

人体の中ではイライラや興奮するような状況に対し、肝臓が代謝をあげ対応している状態です。
つまり「気が立つ」とは「肝気が立つ」なのです。

ですので、その際には、肝臓に関わる部位に施術をすることが多くなります。

【気】というものを東洋医学の用語を用いて説明すると、ピンと来なくても、日常用いる言葉からなら入りやすくないでしょうか?

気という文字が入る慣用句は100以上あるそうです。

また機会があれば他の慣用句でも、解釈を試みたいと思います。

 

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。現在でも、鍼の力を借りながら、続けています。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。


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