温めすぎの害もあります!!

2013年08月09日養生(生活習慣)

oriental

冷えは大病の元というのが、一般的な見解として浸透しています。

人間は動物ですので、身体を動かすために多くの陽気(エネルギー)を必要とします。
ですので、冷えることを嫌うことは本能的と言ってもいいかもしれません。

ただ、身体の陽気の絶対量が少なくなって、冷えの病気になっていることは、ないことはないけど多くはないというのが、臨床での印象です。

冷え性を伴う疾患の中には、身体の上下で、寒と熱が偏ることで起こっているものがあります。
つまり、治療としては温めるよりも、寒熱のバランスを安定させることが、第一となるのです。

実は、そのような身体においては、温めすぎの害ということも起こり得ます。

うまく発汗できない身体を温めすぎたら、身体の中に余計な熱がこもります。
組織が乾き気味の身体を温めて、発汗と共に水分が余計に出ていけば、さらに乾きます。

上のような例では、自分で新たな病気を作ってしまっているのです!!
確かに冷えることから、病気になることはあります。

しかし、だからといって、すべての人に当てはまるわけではないということを覚えておいてください!!

○○治療法や○○健康法が多い世の中ですが、ほとんどが受け手の身体に違いがあることを考慮していません!!

自分の身体を知って、そして正しい知識と方法で、行いたいです!!

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。

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