「加齢による病気はどうしようもないの?」-無何有の質問コーナー-

2013年07月17日無何有(むかゆう)の質問コーナー

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無何有(むかゆう)の質問コーナー!!今回は第4弾です!!

質問内容はこちら。

「加齢による病気はどうしようもないの?」

当院の患者さまでも、病院などで「年齢によるものだから・・」と言われ、やっぱりどうしようもないのかな?という相談があったりします。

更年期障害などは、年齢が関わる代表的な疾患と言えるかもしれませんが、関節痛や腰痛、高血圧なども、年齢を重ねるごとに増えてくる疾患です。

歳を重ねるというのは、どんな人でも必ず訪れることなので、避けがたいイメージがあるかもしれませんが、「どうしようもない・・」と悲観的になる必要はありません!!

東洋医学には、年齢を重ねることで衰える臓器、またどのようにしたら衰えをカバーできるのかというところまで、しっかりとした考えが存在します。

1、東洋医学的に年齢を重ねることとは?

年齢を重ねていくことで、衰える臓器とは、腎臓になります。

腎臓は水の臓器と言われていて、身体の水循環を統括していますので、すべての組織の水分に影響を与えます。
また、腎臓は臓器の中でも一番下にあり、木でいう根っこの役割をして身体を支えています。

加齢という変化は、その水が減っていくことと考えてください。

水が減ると起こることは、身体組織の乾燥と不安定化。
これらは、年齢を重ねることで増えてくる疾患の根底にあります。
筋肉が固くなったり、乾燥肌になったりというのは、乾燥から、
血圧が安定しなかったり、自律神経がうまく働いてくれなかったりは、気が不安定になるから、

起こっているものになります。

2、衰えをカバーする方法とは?

身体にとって必要な水ですが、その水を一番消費しているのは肝臓、補給しているのは脾臓です。
なので、肝臓の消費を減らして、脾臓からの補給を増やすことで、衰えをカバーできるのです。

鍼では、腎臓そのものの水循環を高めることと、人それぞれにあわせて肝臓や、脾臓の調整をしていくことで、改善を目指します。

日常生活の上では、食事に気を遣い、ストレスを溜めず、運動して水が停滞しないようにするのが大事です。

ありきたりです。しかし、実際にこれができると、しっかりとカバーができます!!

 

いかがでしょうか?

実際に、病院で「歳のせいかもね。」と言われた関節痛や腰痛などが、治療によって緩和していくので、「どうしようもない」ということはありません!!

むしろ、積極的に鍼治療を取り入れてもらいたいです!!

アンチエイジングという考え方からすると、いかに腎臓の水を保つかに着目することになります。
では、そのアンチエイジング、いつからやればいいのか?

今でしょ!!と言いたいところですが、

東洋医学的には、女性は28歳、男性は32歳をピークに身体が衰えていくので、アンチエイジングを考えるなら、その辺りから。

まずは、食事、睡眠、運動など生活習慣を調えていくことを、意識する必要がある思います。

それでも追い付かない場合は、無何有(むかゆう)へ!!

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。


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