肉体を治せば、精神も安定します。
パニック障害という病気をご存知でしょうか?
ストレスを溜めこんでいる方に多く、何かの拍子に呼吸が苦しくなったり、心臓がバクバクしたり、めまいがしたりするものです。
これは、精神的な病気というよりも、ストレスに対する肉体の反応が行き過ぎることで起こるものなので、肉体を元気にして行くことで、その発作は治まります!!
東洋医学の考えでいうと、ストレスがかかると、そのストレスへの反応として、肝臓の気が高ぶります。
この病気の方は、その高ぶりが強すぎるのと、それを抑える役割のある腎臓の弱りがあることが多く、治療としてはその二つに心臓を加えた3つの臓器を目標にします。
仕事の関係で「大勢の前で話す」ことがあるという患者さん。
その2日前に治療を受けられて、全く問題なく仕事をこなされました。
ただ、長く患っておられる方は、またパニック発作が起こるかも・・という不安が続くこともあり、最終的な精神の安定まで時間がかかる場合もあります。
その状態も、肉体が元気になっていくことで、楽になっていき、生活全般がアクティブになるというのが臨床での印象です。
東洋医学の考えは心身一如。
心は鍼で触れることができませんが、身体から心に語りかけることができる医学なのです!!
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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