一年半ほど前にとある病院の先生より治療依頼のあった患者さんです。
小脳出血の手術後、後遺症として残った嚥下障害と排尿障害の治療。
嚥下障害があると、食事ができません。そのため、胃ろうといってお腹に直接栄養をいれる管があります。
最初は病院へ往診にいきました。
治療を始めて1ヵ月ほどで、排尿障害は治まり、自宅に戻ることができました。
その後、ご自宅が遠方という事で週一回、二週に一回の間隔でしたが治療を行い、
徐々に固形物が咽を通るようになってきました。今では固形物に関しては、家族と同じものを食べても問題ないほどに回復されました。
液体に関しても、量の加減が大丈夫であれば、飲みこめるようになりました。
これに関しては、リハビリを担当される方が、ビックリされているほどで、ご本人も口から食べられることで味も感じるし、喜んでおられました!!
事情により、治療はあと一回くらいしかできないようですが、ここまで回復されたご本人とご家族の努力に敬服いたします!!
本当にすごい!!人間の治る力!!
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
最近の投稿
- 院長日記2024.01.132024年もよろしくお願いします。
- 東洋医学というもの2023.04.11気疲れの4月。
- 院長日記2023.02.16干支一回り。
- 院長日記2023.01.112023年もよろしくお願い致します。