ストレスはこんな病気の原因にもなる!! その一

2013年06月26日東洋医学というもの

oriental

職場のストレスや人間関係のストレスによって病気になってしまうことがあります。

うつ病などのメンタル疾患や、胃痛といったストレスとの関係が想像しやすい病気が思い浮かぶかもしれませんが、実はもっと多くの疾患がこのストレスから生み出されるのです!!

東洋医学において、ストレスが影響を与える臓器は肝臓であると考えます。

肝臓は人体の下から上へ昇る力を、管理しています。
この力は春の季節に、大地から植物の芽が吹きだしてくるものと同じで、上へ伸びようとする力が多くあります。

この力のおかげで、人間はやる気がでて、活動的になったり、前向きに生活ができます。

ストレスはこの力を上から抑えてしまいます。

すると伸びようとする力が圧迫され、人間の体内は圧力鍋のようになります。

そこで起きる身体の異変は二つ。

1、伸びようとする力が圧迫され、気の停滞が起こる。
2、圧力が増すことで、体内の熱が停滞部分に集まってくる。

となります。

これによって起こるのは、肩こり、頭痛、めまいといった上半身の病です。
また、気の停滞が起こす病気としては、生理痛も起こりやすくなります。

この圧力が血管に作用すれば高血圧、重症になると脳出血の危険もあり得ます!

この時点でのメンタル状態は、イライラしやすいといったものが多く、伸びようとしていたいんだけど、ストレスのせいで、自由に伸びていけないという状態を表わします。

その状態が続き、圧力が上がり過ぎて、鍋のふたが飛んでしまうとキレます。

この状態にある身体への治療は、気抜きです。

圧力が高まった身体から気を抜くには、頭のてっぺんの百会や肩の真ん中にある肩井というツボなどが選択肢として出てきます。

いかがでしょうか?
高血圧や脳出血にもストレスが関わることは、はっきりとは言われていませんが、東洋医学的に考えると、関係は間違いなくある!!と言えます。

この肝臓の状態は、他の臓器にも影響します。
そこから起こってくる病もあります。

続きはその二で!!

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。

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