病気を治すのみにあらず

2013年05月20日院長日記

incho-diary

東洋医学の一分野である鍼灸医学はもちろん病気を治療するものです。

私がこの道に入ったのも、病気を治療するためでした。

しかしこの一年くらいかけて、少し心境が変わりました。
あることに気が付いたからです。

脈診がそこそこできるようになるとその方の気持ちの状態もある程度つかめます。

それでその人のことを分かった気になっていたのですが、ところがどっこい、それはその方の一部分に過ぎないということに気付きました。

病気だけを診るのではなく本当にその”人”を診るならば、その方が人生において抱えている問題や、人生における希望などというものをひっくるめて応援してこそ、その”人”を診るということでないのか。

人生の中で起こる出来事を、その方の希望する人生に近づけるように応援すること。

医学とはそこまでを指すものだと考えます。
私の鍼灸はそれを身体のケアの面から支える一手段。

自分にできることは何かと考えて、その人生も応援していきたいと思っています。

「病気を治せるだけじゃ東洋医者とは呼べんのだ」と自分を叱咤して明日も臨床に励みます。

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。現在でも、鍼の力を借りながら、続けています。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。


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