基本の実践

2013年05月16日院長日記

incho-diary

「怒」という感情が身体に病変を起こすことがあります。

ある患者さんで、血圧が安定しないという方がいます。

最高血圧が高いときは200近くまで上がり、低いときは100ぐらいになる。

この方、血圧が上がる時は、「怒」の感情が引き金となっている。
東洋医学では、それを肝蔵の気の仕業としています。

施術の際も、その事を話していたら、こないだの治療でこのようなことを話していました。

「昨日、イライラっとすることがあったら、その夜、血圧がまた上がってしまいました。これは怒りの感情によるものだと、気を寛がせているうちに、血圧は下がりました。」

ということです。

自分の血圧の不安定さを、周りのせいにすることなく、
怒りにまかせず、「めったな事で怒るもんじゃない」と気づくことができた。

これぞ、東洋医学の根本、基本だと私は考えます。

喜怒哀楽の感情、飲食、労働、性欲など。

身体の気血の和を乱すものでありながら、人間として必須のもの。
そしてそれらの度を越すことがないようにするのが、東洋医学。

この方は、自身の気づきで東洋医学を実践したのです。

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。現在でも、鍼の力を借りながら、続けています。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。


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