数年前の春頃に、ある学生さんが初診で来られました。
確か大学三回生だったと思うのですが、話をよく聞くと医学部に入りたいから来たというのです。
というのも、医学部に入りたいとご両親に相談したところ
「自分の身体が調子が悪いのに、医者がつとまる訳がない。メンテナンスをきちんとしてからにしなさい」
と言われたそうです。
三年も受験勉強から遠ざかっていながら、もう一度やろうと思うのもすごいですが、ご両親もさすがです。
鍼灸治療で不調もなくなり、勉強もはかどっているようでした。
その一年後、無事に合格報告の電話をくれました。
東と西。方法、理論は違えど、医の道はただ一つ。
今頃は研修医となっておられるころでしょうか。
活躍されていることと思います。
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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