最近、よくニュースになる子宮頸がんワクチン。
これからの季節、インフルエンザの流行を考えて、ワクチン接種を勧められることもあるかと思いますので、ワクチンについて、少し触れたいと思います!!
ワクチンの起源は、天然痘に対するものから始まります。
天然痘は東洋医学においては痘瘡という名前がついていて、痘瘡にかかると発熱などの症状が出て、いったん治まった後にのう胞が体中に発生します。
実はそれが、体内の伏毒であるというのが東洋医学の見解です。
その毒が元々少ない人は比較的軽症であったという記載が古典にはあります。
痘瘡は東洋医学も手を焼いた病ですが、痘瘡にかかることで体内の毒が外に出ていったという点では、後々の病を防ぐことになったかもしれません。
ワクチンのおかげで天然痘は撲滅されました。ですので、それに罹患することはありません。
しかし、一方で体内の伏毒を排出する一つの機会を失っているのやもしれません。
天然痘ワクチンは感染症の歴史上、これ以上ない効力を発揮し、多くの命を救うことになりました。
一方でその理論を元にして、ワクチン開発は拡がりをみせ、多種多様のワクチンができることになります。
インフルエンザワクチンなどはご周知のところですし、子宮頸がんのワクチンもそうです。
ワクチンはある特定の病原体の免疫を得ることを目的とします。
つまり、その病気だけを見ているということです!!
数多くのワクチンがありますが、他の病にとっての影響はあるのか、ないのか?どうなのでしょうか?
ワクチンの研究開発にそういう視点が入っているのか、いないのか?
みなさんはワクチン接種、どうお考えになりますか?
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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