東洋医学の歴史は、中国古代の医書籍「黄帝内経(こうていだいけい)」という書物まで、さかのぼることができます。
もちろん、それ以前にも医学としての形は、成していたと思われますが、現存するものとしては、と言う話です。
正確な年代はわからないものの、2000年以上に書かれたものであることは、確かです!!
これだけ古い書物なのだから、内容も古くて使えないのかと思いきや、現代でも最先端です!!
医学ニュースを目にするたび、「それ黄帝内経に書いてあるよね?」と、思う。
これ、うそのような、ほんとのあるある体験なのです!!
なぜ、その時代において、人間の身体に起こるいろいろなことがわかっていたのか?
その理由の一つとして、人間の生活におけるすべての要素と病気の関係を、細かに観察していたからということがあげられます。
例えば、風邪はウイルスに侵され、身体の免疫がそれを排除しようとして、発熱や頭痛といった症状を呈しますが、そこに至るまでに、
どのような身体の人が、
どのように生活をしていて、
どのような行動を取っていたのか?
という視点までもが、観察対象に含まれるのです。
前述の黄帝内経に、”飽食すれば○○になる”とか”酒に酔って風にあたれば○○となる”といった生活に密着した内容の記述が多く出てくるということからも、そのような視点を持っていたということがわかります。
飽食や酒に酔うなんてのは、現代でもよく見かけますよね?
このように黄帝内経には、病気とリアルな生活との関係が、キッチリと書いてあります!
現代社会では、最新技術!とか新開発!といったものが、どんどん宣伝されています。
その中でも、色褪せない黄帝内経という書物の内容。
無何有(むかゆう)でも、黄帝内経イズムにのっとり、一人一人の身体、生活をしっかり観察して、健康のために必要な正しい情報を伝えさせていただきます!!
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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