三年来の副鼻腔炎を主訴として来られている患者さん。
耳鼻科で、抗アレルギー剤を飲まれていますが、なかなか良くならずに来院されました。
週一回の施術を続けて、半年くらいたって、
鼻の通りもよくなって、においがわかるようになり、鼻がつまる回数も格段に減ってきました。
その頃、その患者さんが、実は・・と話してくれたのですが、
副鼻腔炎がひどかったころは、疲れやストレスがたまってくると、手の甲(親指側)に、アトピー性皮膚炎が出ていたのが、鼻が良くなってから全く出なくなった。
とのことです。
この方の副鼻腔炎の場合、図にある人差し指から始まり、鼻の横で終わる大腸経という流れに問題があるのですが、アトピーはちょうどそのライン上に出ていたものでした。
二つとも、同じ原因から起こっていた疾患だったので、両方が一緒に治っていったのです!!
このようなことは、わりとよくあって、胃痛と足のだるさが一緒に治ったり、生理痛と慢性頭痛が一緒に治ったりということがあります。
いずれも、同じ根本にある原因を治療することで、全く違う場所の症状が治っていきました!!
根本原因を突き止めるということは、病気を治すということに対しても重要なのですが、そのことで身体全体がよくなっていくというところは、東洋医学の本当にすごいところ。
もう一回、東洋医学は本当にすごい!!
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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