二人目の子供さんを十ヶ月前に出産された方がいます。
出産後、お腹や背中に湿疹ができやすくなったと言います。
婦人科の先生によれば、
「授乳が終わるまでは、ホルモンバランスの関係で治らない」
ということだったようです。
東洋医学において、この症状を説明すると、出産による血の減少、これを血虚と言いますが、その血虚から生じる熱が原因で起こっているものなのです。
東洋医学の視点では、血の不足さえ補えれば、改善可能と見たてることができます。
治療を初めて三ヶ月、授乳が終わるまで治らないという見込みの湿疹は、その血を補う治療で、改善されています。
まだ授乳はずっとされていますので、ホルモンバランスの変化は起きていないはずですが、湿疹は治まっています。
違った視点からの治療がこのように効果を示すという一つの例として、ここに紹介しておきます。
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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