東洋の一国とはいえ、日本には西洋医学を基軸とした医療社会が形成されています。
自分自身もその社会の中で育ったので、東洋医学の世界に初めて入った時には、
なんでそうなるのか?
どうしてそのようにするのか?
あまりピンと来なかったものです。
今思えば、それは異国の文化に触れた時のような感覚ではないかと思います。
国が違えば、物事の捉え方、思想、常識までも違う。
その中に放り込まれて、すぐに頭が切り替わるという人もそうはいないと思います。
そのような頭で、私が東洋医学に納得していったのには、「まず、すべてを受け入れる」という所がスタートでした。
そうすることで、その考えに至る理由や視点を理解することができました。
実際、海外での生活にはそのようにする必要があると聞いたことがあります。
東洋医学が不思議というのは、異国の文化を不思議と感じるのとなんら変わりない。
もし「東洋医学って不思議だ」とか「よくわからないから怖い」とかいう気持ちがあるならば、
私自身がそうだったように、「まず、受け入れる」ことをしてみて欲しいと思います。
それは不思議なものではなくなっていき、
至極納得のいく、理にかなった医学であると感じてもらえることでしょう。
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
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