根拠となること

2013年04月30日院長日記

incho-diary

東洋医学には東洋医学の診察法がある。

たとえば、脈診、腹診、経穴診、舌診、顔面診、背候診などです。

これらは身体の外側から病気の原因を探るために、身体を観察し続けることから、発見されたものです。

鍼灸や漢方薬の治療で変化を起こすのはこれらである。
臨床上、これらに改善が見られなければ治りません。

患者さんからよく聞く話では、医師によってはある特定の症状のみの情報で、漢方薬を処方するらしいのです。

それでいて漢方は長く飲まないと効きが分かりにくいですよと言うらしい。

そりゃ、主訴だけを追っていたらそうなるでしょうよ。

しっかり身体を観察してみれば、なんらかの変化を身体が出してくれてます。
それを診て、自らの処方が正しいかを判断することが必要です。

継続して長く飲むべきならば、それはそれで根拠となることがなければならないのですから。

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。

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