ストレスに負けない身体と心を手にれる!!その一 はこちらから。
ストレスから病気を起こすのは、ストレスに対し反応する肝臓の気が、頑張り過ぎたり、疲れたりするからです。
そこから、身体の症状が出たり、心の症状が出たりしていきます。
その一では、ストレスに対抗するための、身体のストレス耐久性の話をしました。
今回は、ストレスの影響度を減らしていくために必要な、心のストレス柔軟性の話になります。
2、心のストレス柔軟性
心のストレス柔軟性とは、まったく同じストレスだとしても、それを受け取る心が柔らかい場合だと、通常と比べて、心と身体への影響が少なくなるということです。
無何有(むかゆう)では、最も理想的なのは、ストレスをストレスと感じない心だと考えます。
ストレスをストレスと感じない心とは?
無何有(むかゆう)という語が出てくる『荘子』という本には、こんな言葉もあります。
「虚無恬淡」(きょむてんたん)
心に何のわだかまりもなく、安らかであっさりしていること。
ストレスをストレスを感じない心は、こういったところにあるのでしょう。
東洋医学の書籍にも似たようなところがあって、
「(虚無恬淡のような心であれば、)精神は内からしっかり守られるので病気にはならない」
と書いてあります。
実際に、このような境地に達するのは難しいかもしれませんが、ヒントはあります。
「(少しの間だけでも)忘れる」
「(少しの間だけでも)何も考えない」
ストレスを抱えていると、頭の中がその事でいっぱいになっていること、よくありますね。
だから、「忘れる」、「考えない」
ほんの少しの間だけだったとしても、心の中のわだかまりを少なくして、心を柔らかくしてくれます。
不思議なもので、少しでも心がストレスから解放されると、なんとなく柔らかくなった気がして、ストレスを受けた時の心と身体の反応に違いが出てくるのです!!
まとめ
仕事や人間関係など、自分ではどうしようもないことがストレスになっている場合、ストレスを取り除く、ストレスから距離を置くということができません。
しかし、
身体のストレス耐久性
心のストレス柔軟性
この2つは、確実に変えていくことができます!!
そして、ストレスに負けない身体と心を手に入れる!!
これは、人生を元気に過ごす秘訣と言ってもいいぐらいかもしれません!!
この記事を書いている人
- ●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。
小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。
<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。
<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。
<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。
最近の投稿
- 院長日記2024.01.132024年もよろしくお願いします。
- 東洋医学というもの2023.04.11気疲れの4月。
- 院長日記2023.02.16干支一回り。
- 院長日記2023.01.112023年もよろしくお願い致します。