天気図を見る②

2017年09月02日東洋医学というもの

人体を侵す外邪から身を守るために天気図を活用しようという話。
①を読んでない方はそちらからどうぞ。

日本列島周辺は季節によって違いはあるものの、南からの暖気と北からの寒気が相互に入れ替わりながら入ってきます。

身体を冷やされるのが風邪の始めですから、寒気の動向に注意を向けます。

引用元:http://www.tenki.jp/forecaster/diary/maki_horie/2015/09/02/31051.html

上の写真はちょうど今頃のものです。
真ん中に延びているのが秋雨前線です。

その前線のところをみると赤の半円と青の三角が交互にあるのがわかります。
赤い半円の南側には暖気が、青い三角の北側には寒気があります。
つまり、秋雨前線は暖気と寒気がぶつかりあっている場所となります。

なので、前線が南に下りてくると寒気が入ってきて、逆に北へ上がると暖気が入ってくるというわけです。

右上の方にある低気圧も同様に見てください。
青の三角の北側には寒気があるので、低気圧が通り過ぎると寒気が入ってきます。

基本的には、この青三角ラインに注目。

あともう一つは北側にある高気圧。
ここからは冷たい風が流れ込んでくるので、この高気圧が大きくなるとかなり冷えることが予想されます。

注意点としては夏であっても寒気が入ってくることがあります。
​もちろん冬に比べれば温度は高いですが、それでも温度差で身体は冷やされ風邪の原因になります。

いかがでしょうか?
このようにして寒気の流入をいくらか予測することができます。

翌日の天気予報を見て、寒気が入ってきそうならば、一枚羽織るものを用意したりして体表面の温度変化を防ぎます。

風邪をひいてしまう時というのは寒気による冷え以外にも要因が絡みますが、このように気をつけることで、予防できる部分もあるのではないかと思います。

また、一日一日ではなく、1週間での天気図の変化を見てみるのも予測に役立ちますよ。

 

この記事を書いている人

魚住 健鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう) 院長 / 鍼灸師
●兵庫県尼崎市生まれ、15歳で西宮市に引越す。
●兵庫県立西宮高等学校卒業
●関西大学社会学部在学中に森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科に入学し、ダブルで卒業。はり師・きゅう師の免許取得。

小学校4年の時に、バスケットを始め、そのせいかグングン身長が伸びる。開院当初は自分に治療をしつつプレーしてましたが、さすがにみる専門へ。

<学生時代>
●師匠となる石原先生の研究会で脈診を主体とする東洋医学・伝統鍼灸の素晴らしさに出会い、奈良・学園前の石原妙鍼堂にて研修を開始。

<免許取得後>
●千里中央・前田医院にて、西洋医学の学びを深めながら、鍼灸治療を担当。
●京都東山・HYATT REGENCY KYOTOの鍼灸師チームに加わり、海外の方や、伝統芸能に携わる方々の治療を行う。
●師匠の石原先生と共に、京都四条大宮・東洋医学の妙鍼堂にて鍼灸治療を担当。師匠の代診もおこない、がんや難病の方の施術も経験。

<開業>
●西宮市甲風園にて、鍼灸専門治療院 無何有(むかゆう)を開院。

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